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高品質なヴェルナッチャ ディ・サン・ジミニャーノを支える生産者

イタリア中部トスカーナ州の古都フィレンツェから南へ約60kmにある丘の上に広がるサン・ジミニャーノの街。
「ヴェルナッチャ ディ サン ジミニャーノ」は、1966年に最初のD.O.C.に認定、そして1993年にイタリアの白ワインで2番目にD.O.C.G.に昇格を果たしました。 赤ワインで有名な州の唯一のDOCG白ワインとして知られ、“白の女王”と呼ばれています。

レ・カルチナイエは、サン・ジミニャーノに高品質ワインを復活させた立役者の一人。 常に快活でエネルギッシュなオーナー、シモーネ・サンティーニは、1995年から畑に化学肥料、除草剤、殺虫剤などを排したビオロジック栽培を続ける、慧眼の持ち主です。

酸を重視するため、主要な畑の大半は北向きに位置。栽培においては低収穫と、葉を多めに残しブドウの房をしっかり陰にするキャノピー・マネージメントを重視しています。それにより、ヴェルナッチャの魅力の核心である美しく多層的な酸が得られると彼は語っています。
亜硫酸添加は通常、トータルで45mg/L以下に抑制しています。
理想とするヴェルナッチャは「瓶詰め直後は14歳の少女のように純粋でプリティ。その後熟成により、多彩な要素に美しいハーモニーが生まれるが、けしてビッグではなくフェミニンでエレガントなワイン」とのヴィジョンは、困難な年にさえ、見事にワインに現れます。

マルク・デ・グラツィア・セレクションの『Fine Wines 2005 』では、レ・カルチナイエについて次のようにコメントしています。
「彼のワインを見れば、サン・ジミニャーノがなぜ最初にDOCを得たかがわかる。ソアーヴェ・オルヴィエートとともにヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノは、イタリアの白ワインの中で傑出しているという名声を裏付けるようなワインだからだ。 」

単一畑のブドウから造る、複雑な味わいの上級キュヴェ

1ヘクタールの単一畑「アイ・サッシ」のブドウで造るヴェルナッチャ・ディ・サン ジミニャーノの上級キュヴェ。
東向き、石灰を豊富に含むローム質土壌。1987年に植えられたヴェルナッチャ95％、1990年に植えられたシャルドネ5％を使用。
コールド・マセレーションの後、80％をステンレスタンク発酵、残り20％はバリック発酵を行い、澱とともに2年熟成後、ブレンドし瓶詰め。さらに1年瓶熟成させてから出荷しています。

エキゾチックな果実のアロマティックなアロマを中心とした複雑、厚みがあり長く続く香り。ふくよかで柔らかいアタックで、フレッシュな果実とハーブのニュアンス、伸びやかな酸の調和を感じます。奥行きがありエレガントな包み込むような味わいです。
新鮮な貝類や魚介類のお料理、魚のローストと相性抜群です。